Urban&Rural, Architectural approach for the Beautiful Earth.

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2012

門真市立門真はすはな中学校

関西人はヴォーリズの学校建築のスタイルにある種のヒューマニズムとリベラルな気質を共感してきた。
門真はすはな中学校のデザインに、このスタイルを選択することは門真市のまちづくり基本計画で求められたシンボルにふさわしいものとして、ごく自然に受けいれられた。

設計主旨はスタイルの単純な踏襲ではなく、生徒の人格形成に寄与する風格と、まちの活性化に繋がる多様な空間をもつ学校を造ることにあった。
中庭を囲む細長い回廊校舎がほぼ中央で折れ曲がっているが、このことによって建物と街路との間に交流広場を生み出し、街の人々を学校に導く。中庭に面した明るい回廊は、その角度によって活き活きとしたシークエンスを生むと共に、生徒が自分の好みに合わせてたたずむことができる小空間を造っている。

環境への取り組みについても、特徴的な自然通風換気システムを取り入れると共に、太陽光や風力の発電量、電力使用量と校舎内外の微気候データを一元的に管理している。

2012年2月撮影
Photo Forward Stroke Inc.

data

所在地
大阪府門真市中町
構造・階数・延床面積
RC造 地上4階 9,480m²
設計業務完了年月
2010年8月
完成年月
2012年2月
受賞歴
2013年 第6回大阪サステナブル建築賞 奨励賞