本校は鳥取城跡三の丸に位置する伝統校である。
2007年11月から2010年3月にかけ、本校の改築設計を行ったが、体育館移設場所からさらに文化財が発見され、改築の前提条件が崩れたため、白紙に戻された。
西高整備のあり方が再検討された結果、生徒の安全確保のためにも耐震改修が急がれることとなった。再度担当することとなった改修設計についても、教育環境の改善と文化財との共存がテーマとなった。
具体的には木造芸術棟の増築があるものの、それを上回る減築によって城郭空間の持つ力と文化財である三ノ丸石垣の顕在化を図った。

2018年5月撮影
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