Urban&Rural, Architectural approach for the Beautiful Earth.

Instagram

Facebook

projectsプロジェクト

2022

倉敷商工会館

旧会館の老朽化に伴い建替えられた新会館は、防災、環境といった新しい時代にふさわしい機能を持ちながら、倉敷の発展に寄与できるよう、倉敷らしさを大切にしている。この地がかつて吉備の穴海と呼ばれ、瀬戸内の東西交易と高梁川の南北交易の結節点あったことから船をイメージし、漆喰調の白壁に風を受ける帆、レンガタイルのアーチに蒸気機関の外輪をイメージとして重ねている。
内装は白を基調とし、ポイントに杉を使用することで木地の暖かさを活かしている。さらに、最上階ホールの折り紙のような天井意匠や1階のベンガラ漆喰や青い天然リノリューム床に浮かぶ青海波模様のような工芸美を要所に取り入れている。
地球環境への配慮から消費されるエネルギーが極力少なくなる建物として、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング) Readyの実証事業に全国の商工会館ではじめて採択された。

data

所在地
岡山県倉敷市
構造・階数・延床面積
S造 地上7階 3,234m²
設計業務完了年月
2020年9月
完成年月
2022年9月