Urban&Rural, Architectural approach for the Beautiful Earth.

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Urban&Rural, Architectural approach
for the Beautiful Earth.

私たちは都市農村において
建築に関わる様々な行為を通して
美しい地球環境を守り育てます。

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イベント

Exhibitionを開催し地域交流や次世代へ繋ぐ街づくり

私たちは2019年倉敷、2020年横浜において『建築家浦辺鎮太郎の仕事展』を開催しました。
会場として倉敷アイビースクエア・アイビー学館、横浜赤レンガ倉庫を利用することで、直接展示計画に係わる貴重な経験を得ました。

>>『建築家浦辺鎮太郎の仕事展』特設サイトはこちら

開催にあたり、実行委員会が発足しました。松隈実行委員長をはじめ、建築界の重鎮から新進気鋭まで多士済々の方々に実行委員と専門委員に就任いただくと共に、浦辺鎮太郎に最もご縁の深いご子息や直弟子の大先輩の方々の協力を得て、『倉敷の建築家 浦辺鎮太郎建築展』の実行委員会を組成するに至りました。2年前の2017年11月に第1回実行委員会を開催し、その後、2~3カ月に1度ずつ、実行委員会を重ね、計10回の実行委員会を経て準備を薦めました。展覧会タイトルの推敲、図録の構成・シンポジウムの構成の検討・決定など、各会議は長時間に及びました。

まずは、図面の整理

紙ファイル_図面・スケッチ

事務所にある手書きの図面(約2,500枚)や、手帳・スケッチブック・ノートなど(約3,850点)の資料、竣工写真(約1,650点)のデータ化を行いました。浦辺鎮太郎の建物について、さらに深く知ると共に、現存する建物の現代社会での在り方を再認識する作業でもありました。
地元の工務店の協力も経て、展覧会場設営、運営、展覧会のサブイベントとして開催した講演会の運営も行い、展覧会場のレイアウトから図面の掲示の仕方、ケースの制作など、大きな計画から細部まで、実行委員会の先生方のご指導の元、検討する機会を頂き、イベントをゼロから計画していく過程を実感しました。

学生たちとのコラボレーション

学生模型制作風景

会場に展示する木模型は、全国の有志の20の大学研究室の学生が製作に協力してくれました。浦辺設計の新入社員が先陣を切って模型を作り、それを元に、学生の制作指導を行いました。手作業で製作した木模型には、何人もの学生の膨大な時間と知恵が詰まっており、力作ぞろいの模型が集まりました。浦辺鎮太郎という一建築家がなしえたことの意味を公に問い直し、次世代の育成につながった取り組みでした。

レンガ再生ワークショップを開催

展覧会に先立ち、実現したアイビーエメラルドホールの建設に合わせて、レンガ再生ワークショップを地元の小学生や地域の人々と実施し、建築が人々の生活を土地と結びつけるものであることを再認識することができました。既存のレンガについたセメントを1つ1つ削り、再利用できるようにする作業に加え、レンガ職人に講師をお願いし、レンガや建物のレクチャーも加えました。建物やレンガへの愛着がわき、まちの風景として見ていただけの建物が、とても印象深いものに思えたと、参加者の方から感想を頂きました。

新たなアーキツーリズムへの挑戦

私たちは、この活動を一過性のものにしないために、地元の建築家たちや倉敷市と協働して、まちなかでの小展覧会を開催したり、地図事業を展開し、新たなアーキツーリズムにつなげる取組みをしています。建物の文化的価値を多くの人に伝えていくこと、色々な方と協働して考えていくことは、建築とより楽しく共存し、まちの文化を深めていくために、大切なことであると考えています。

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